日本の患者様へ|人工膝関節置換術

ハワイの人工膝関節置換術 — 技術を「重ねる」から、回復が速い

モートン医師の膝手術は、最新技術をひとつだけ採り入れるのではありません。全症例でのロボット支援3D計画、 大腿四頭筋の腱を切らないSubvastus法、ターニケット(駆血帯)不使用、オピオイドを最小限に抑える麻酔、 そして多くの患者様が当日退院する迅速回復プログラム。それぞれが痛み・出血・回復の遅れという別々の原因を取り除き、 その効果が積み重なります。手術当日に歩き始めるのは特別なことではなく、この手術の設計どおりの結果です。

積み重ねられたプロトコル — 4つの柱

全症例にロボット支援

患者様から「The Robot Doc(ロボット・ドック)」と呼ばれるモートン医師は、ハワイで初めてロボット支援人工関節置換術のフェローシップ研修を修めた外科医で、ROSA・Mako・CORI・VELYSの主要4機種すべての認定を保有。ロボットは骨切りを0.5度未満の精度で誘導するだけでなく、人の目では測れない靭帯の張りを動きの中で計測し、インプラントを「教科書の平均」ではなく患者様の脚に合わせます。

大腿四頭筋の腱を切らないSubvastus法

一般的な術式では、関節に到達するために膝を伸ばす力の要である大腿四頭筋の腱を切開します。Subvastus(サブバスタス)法は筋肉の下をくぐって関節に入るため、腱を一切切りません。立つ・歩くための筋肉が初日から働くので、回復の立ち上がりがまったく違います。

ターニケット不使用・オピオイド最小限

多くの施設で使われる太ももの駆血帯(ターニケット)を使わず、手術中にこまめに止血する技術で出血を抑えます。太ももの圧迫痛や腫れがなく、四頭筋の回復が早まります。さらに手術前にiovera°(アイオベラ)で膝の知覚神経を凍結させて痛みの信号を事前に鎮め、オピオイド(医療用麻薬)に頼らない疼痛管理を実現しています。

当日退院と、帰国後も続く見守り

健康状態の良い患者様は手術当日〜24時間以内に退院する迅速回復プログラムの対象になります。骨の状態が良ければ、骨がインプラントに直接結合するセメントレス固定を優先。ご希望の方には、術後の歩数や可動域を自動送信するセンサー内蔵のスマート人工膝関節「Persona IQ」もご用意しています。

ROSA膝手術支援ロボットの隣に立つポール・モートン医師
手術支援ロボットとモートン医師。ロボットが執刀するのではなく、計画・追跡・検証を担い、執刀はすべてモートン医師本人が行います。

手術はこのように行われます

  1. 1 校正マーカー付きレントゲンから膝の3Dモデルを作成(CT不要・追加の被ばくなし)
  2. 2 術前リハビリと全身状態の最適化。ご希望によりiovera°で膝の知覚神経を事前に凍結
  3. 3 Subvastus法で関節へ — 大腿四頭筋の腱は切りません
  4. 4 ターニケットを使わず止血しながら、ロボット誘導で精密な骨切りと靭帯バランス調整
  5. 5 骨質に合わせた固定(セメントレス優先)でインプラントを設置し、動きを最終確認
  6. 6 手術当日に歩行開始 → 当日〜翌日退院 → 帰国後はオンラインでフォロー

このような症状はご相談ください

手術を考える時期は、薬・リハビリ・注射といった保存療法を十分に試しても、膝の痛みが日常生活を制限し続けるときです。 夜中に痛みで目が覚める、階段を無意識に避けている、外出のたびに膝が腫れる、ウォーキングや旅行をいつのまにか諦めている — 立位のレントゲンで軟骨がすり減り「骨と骨がこすれる」状態が確認され、生活が膝を中心に回っているなら、 置換術を真剣に検討する価値があります。なお、摩耗が膝の一部の区画に限られている場合には、 健康な組織をすべて温存する部分置換術(人工膝関節単顆置換術)という選択肢もあり、モートン医師は両方の術式を行うため、 推奨は患者様の膝の状態そのものに基づいて決まります。

回復の目安

ほとんどの患者様は手術から数時間以内に、理学療法士とともに立ち上がって歩き始めます。早く歩くことは見せ場ではなく治療そのもので、 腫れを引かせ、血栓を防ぎ、関節が安全に使えることを身体に教えます。多くの方は1〜2週間で歩行器から杖へ移行し、 約3か月でウォーキング・水泳・自転車・ゴルフなど負担の少ない活動に復帰します。回復は1年を超えてなお続きます。 現代の人工膝関節は20年以上機能することが多く、長期研究では10年後も約98%、20年後も80%以上が問題なく機能していると報告されています。 モートン医師はすべての患者様を生涯のインプラント経過観察プログラムでフォローし、帰国後はオンライン診療で経過を確認します。

手術を行う施設

手術は、人工股関節・膝関節置換術で米国Joint Commissionの高度認定を受けている クイーンズ・メディカル・センター(The Queen's Medical Center)、アドベンティスト・ヘルス・キャッスル、 そしてハワイ島のヒロ・コミュニティ・サージェリー・センター(Mako導入施設)で行われます。 施設は患者様の健康状態と使用するロボットに合わせて選択します。外来はホノルル(アラモアナ)・クニア・ヒロ・コナの4か所。 モートン医師は整形外科クリニック「Pacific Bone & Joint」と、リハビリ施設「PB&J Physical Therapy」の創設者でもあり、 手術とリハビリをひとつのチーム・ひとつの方針で提供しています。

ハワイの屋外で、アロハシャツ姿で微笑むポール・モートン医師
執刀医のポール・モートン医師。手術から帰国後のオンラインフォローまで、ホノルルのチームが一貫して担当いたします。

よくあるご質問(人工膝関節置換術)

人工膝関節置換術では、何日間ハワイに滞在すればよいですか?

通常10〜14日間の滞在を推奨しています。手術当日から理学療法士とともに歩行を開始し、創部のチェック、リハビリテーション、長距離フライトに乗れる状態かどうかの最終確認までをホノルルで行います。帰国後はオンライン診療でフォローアップを継続します。

帰りの飛行機にはいつ乗れますか?

回復の状況にもよりますが、多くの患者様は術後10日〜2週間ほどで日本への長距離フライトが可能になります。搭乗の可否は出発前の診察でモートン医師が確認します。機内では血栓予防のために弾性ストッキングの着用、足首の運動、こまめな立ち上がりと歩行をお願いしています。手術当日から歩く迅速回復プログラムそのものが、血栓に対するいちばんの予防策でもあります。

費用は渡航前に分かりますか?

はい。海外から自費診療で受診される患者様には、執刀医・麻酔・手術施設・インプラント・術後フォローを含む明瞭なパッケージ料金をご用意しており、渡航を決める前に総額を書面でご確認いただけます。後から想定外の請求が届くことがないよう、費用の透明性を大切にしています。

ロボットが手術をするのですか?

いいえ。執刀はすべてモートン医師本人が行います。ロボットは、校正マーカー付きの通常のレントゲンから膝の3Dモデルを作成し(CT撮影は不要で追加の被ばくがありません)、術中に骨の位置をリアルタイムで追跡し、骨切りガイドを計画どおりの角度に合わせ、靭帯のバランスを動きの中で計測します。モートン医師はROSA・Mako・CORI・VELYSの主要4機種すべての認定を保有しています。

スマート人工膝関節「Persona IQ」とは何ですか?

米国FDAが初めて認可したセンサー内蔵型の人工膝関節です。インプラント内のセンサーが術後の歩数・歩行速度・可動域などを自動で記録し、専用の機器を通じてモートン医師のチームが確認できる安全なポータルに送信します。モートン医師は2022年にハワイで初めてPersona IQを執刀しました。日本へ帰国したあとも膝がデータを送り続けるため、遠方から回復を見守れるこの仕組みは、渡航患者様と特に相性の良い選択肢です。

手術のあと、正座はできるようになりますか?

正直にお答えすると、人工膝関節の術後に完全な正座ができるようになるかどうかは個人差が大きく、お約束はできません。深い曲げ角度は術前の可動域や体型に左右されます。一方で、歩行・階段・ウォーキング・水泳・ゴルフといった日常生活と軽い運動への復帰は、ほとんどの患者様にとって現実的な目標です。ロボットによる靭帯バランスの計測は、患者様ごとの可動域を最大限に引き出すための手段でもあります。

帰国後のリハビリは誰が担当しますか?

ご帰国の際には、モートン医師のリハビリテーション・プロトコルを記した書面の回復プランをお渡しします。この内容をお住まいの地域の理学療法士と共有し、日本でのリハビリを進めていただきます。回復の進み具合はオンライン診療で定期的に確認し、必要に応じてリハビリ内容を調整します。センサー内蔵のPersona IQをお選びの場合は、歩数や可動域のデータが自動で送られるため、より細かく回復を見守ることができます。回復のペースには個人差がありますので、気になることは遠慮なくご相談ください。

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ご予約はオンラインまたはお電話で承ります。日本で撮影されたレントゲンやMRIをもとに、手術の適応と治療計画をオンラインでご説明します。

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